当社の海外事業は、1994年に当社が特許を持つ送電線張り替え（リニューアル）用工具を韓国電力に販売したことからスタートしました。その後も台湾、ブラジルなど商圏を拡大、またそれを足掛かりに日本製の送電線を海外へ輸出販売、逆に海外製の送電線を日本の電力会社に販売する商社事業を展開し、現在も中部、東北、北海道の電力会社に韓国製の亜鉛めっき鋼より線（電力ケーブル等の支持線）をメインに販売しています。

送電線の販売以外にも、韓国のLGグループから独立したLS電線と技術提携を結び、中国、韓国など東アジアを中心に送電線工事の技術指導も行っています。1997年に台湾、2010年には中東のクウェートと、技術指導の範囲も徐々に拡大を続けています。今後の展開としては、海外製の送電線を自社で太陽光発電設備を有している企業をはじめとする民間企業への販路拡大に積極的に取り組んでいきます。電力会社の資本が入っていない単独企業ならではのフットワークを活かし、世界と日本を繋ぐ架け橋として世界中の電力供給に貢献してまいります。